20代化学メーカー研究員の資産創造ラボ

ループイフダン運用方針と設定

移転しました。

 

 

 口座開設

 

学生の頃から抱いていた、「経済を回す」というドリームの実現のため(会社の給料以外の収入を得て、セミリタイヤするというサブドリームもある)、為替取引(FX)に挑戦することにしました。

しかしながら、自分にはチャートの見方とか、FXの知識が全くありませんので、0からのスタートです。

まずは、色々と調べてみることにしました。

調べた結果、「不労所得セミリタイヤを目指す30代のブログ」というもの凄いブログを見つけてしまいました。

 

 


ブログを読んでいく中で、自動で売買できるシステムを各証券会社が出していることを知りました。

文字通り、設定さえしておけば後は自動で売買してくれるシステムがあるんですね。すごい!

自動売買にも色々と種類があります。

中でも、一番初心者向けとされるのは「ループイフダン」で、アイネット証券のサービスです。

アイネット証券HP(https://inet-sec.co.jp/systrd/system/loop/)

勉強がてら、ループイフダンでFXを始めてみることにしました。


運用設定

 

豪ドル/円運用開始(2018.11.13)

初めに運用する通貨に関しては、自分が無知ということもありますが、かなり悩みました。

自動売買では、買ったり売ったりを繰り返すので、出来る限り安定した範囲内で値動きをする通貨ペアに絞ることにしました。

初めに目を付けたのが、豪ドル/円です。

下のチャートは、AUD/JPY(豪ドル/円)の2010年以降のチャートです。

豪ドル円チャート

このチャートを見ると、値幅は74~101円になります。

また、価格は2018.11.3時点で82円です。

ここで、ループイフダンを含め自動売買をする上で重要なのが、「ハーフ・ハーフ」の考え方です。

値幅を下半分と上半分に分けて、下半分は「買い」、上半分は「売り」とすることによって、必要証拠金(運用開始するのに最低必要な資金)を少なくするのです。

そもそもループイフダンは「買い」、「売り」のどちらか一方を選んで運用を開始するので、とても有用な考え方だと思います(これも上記のセミリタイヤブログで教わりました)。

このハーフ・ハーフの考え方でいけば、豪ドル/円は、

74~84円→買いループイフダン
84~101円→売りループイフダン

となります。

2018.11.13時点で豪ドル円は82円なので、10円の値幅を想定して運用を開始することにします。

豪ドル円設定
図:アイネット証券HPより

変動額を10円で設定する場合、40銭間隔で買い注文すると、228,800円の資金が必要になります。

まずは30万円を口座に入金し、このシステムを稼働させることにしました。


ループイフダン豪ドル円設定

こちらが実際の画面です。B40というのは、B(買い)を40(銭間隔)で稼働させるという意味です。売りの場合はS(売り)になります。

また、損切り設定は念のため「有り」としました。

損切り有りにしておくと、仮に10円以上価格が下がった場合、自動的に決済してくれます。

※この設定の場合、1,000通貨単位で運用するので、買いポジションが1つ損切りされると、10円×1,000通貨=10,000円の損失となります。

 

カナダドル/円, AUD/NZD運用開始(2018.12.13)


AUD/JPYの運用で、ループイフダンがどういうものか少し分かってきたので、他の通貨も運用してみることにしてみました。

カナダドル/円(CAD/JPY)チャート:過去10年
カナダドル円チャート

過去10年間のチャートを見ると、かなり安定した推移となっていることが分かります。

また、チャートを分割すると、

単位/JPY

売り

87

103

16

買い

73

87

14

 

2018.12現在の価格:85円

ハーフ・ハーフの考え方では、「買い」ループイフダンになりますね。

また、為替では「スワップ」というものがあり、通貨ペアの金利差によって、ポジションを持っているだけでお金をもらえたり(あるいは支払ったり)します。

カナダドルを円で買う場合、10,000通貨あたり1日40円の金利を受け取ることができます。
ポジション1つあたり1,000通貨で取引すると、ポジションを持っているだけで1日4円ずつ得られることになります。

少しお得な気持ちになりますね!

スワップ

余談ですが、、、豪ドル円を運用開始する時点で私はこのスワップの存在を知りませんでした(笑)
ドル円は「買い」でスタートしたので結果オーライになりました。


変動額を10円で設定する場合、40銭間隔で買い注文すると、231,400円の資金が必要になります。

今回は予算の都合上、B40で運用することにしました。

この設定値幅は小さいほど、ポジションをもつ間隔が狭いため、決済回数も増えますが、その分レート変動のリスクは高くなります。

逆に、設定値幅が広すぎると、いつまで経っても決済されないという事態になります。

過去の値動きと自分の資金を照らし合わせて、最適な設定を考えていくことが重要ですね!

カナダドル円値幅


カナダドル円設定


オーストラリアドル/ニュージーランドドル(AUD/NZD)チャート:過去5年

f:id:chemizuki:20190302074714p:plain

AUD/NZDのチャートを見てみると、かなり安定した通貨であることが分かります。

ハーフ・ハーフの考え方でいくと、「買い」ループイフダンになります。

 

単位/NZD
売り 1.07 1.13 0.06
買い 1.02 1.07 0.05


ここで、アイネット証券HPにある、設定値幅の表を見てみます。

f:id:chemizuki:20190302075319p:plain

「pips」って何!?と私はなりました。

どうやらpipsとは、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

対JPY → 1pips = 0.01円 (=1銭)                            

対USD → 1pips = 0.0001ドル                                

GBP → 1pips = 0.0001ポンド                                           

対AUD → 1pips = 0.0001豪ドル                             

対NZD → 1pips = 0.0001NZドル                                         

対CHF → 1pips = 0.0001スイスフラン    

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

となるようです。

つまり、幅0.05ということは、500pipsですね!

目安資金から考えて、設定値幅は20pipsでいくことにしました。

 

ユーロ(EUR)/円(JPY)運用開始(2019.1.22)

これまでAUD/JPY、CAD/JPYと円絡みの通貨ペアでは「買い」ループイフダンを設定してきました。

リスクを考えたときに、「買い」のループイフダンばかり稼働させていると、円高になったときにポジションを一気に持ってしまい、含み損が増えていくことになります。

 

そこで、クロス円の通貨ペアで、「売り」ループイフダンを稼働させることにより、円高リスクを回避することを考えました。

 

・過去10年のEUR/JPYのチャート

f:id:chemizuki:20190308201851p:plain

過去10年のチャートを見てみると、安定的な推移を示しており、現在は真ん中の線よりも上なので「売り」ループイフダンの範囲になっています。

 

単位/JPY
売り 121 145 24
買い 98 121 23

 

また、値動きの範囲は20円ほどであることが分かりました。

f:id:chemizuki:20190308202320p:plain

値幅表を見てみると、幅が20円の場合、最低でも270,000円ほど資金が必要であると分かります。

また、スワップも少ないながらプラスです。

f:id:chemizuki:20190308202923p:plain

 

資金の余力を考慮して、100銭間隔でループイフダンを仕掛けることにしました。S100(EUR/JPY)

 

・2019.3追記

決済益が溜まってきたため、S100→S80に変更。

 

まとめ



・1番初心者向けのループイフダンで運用することに決定。

・2018.11 豪ドル円を運用開始(ループイフダンB40(AUD/JPY)

・2018.12 CAD/JPY, AUD/NZDを運用開始(ループイフダンB40(CAD/JPY), B20(AUD/NZD)

 

・2019.3 EUR/JPYを運用開始(ループイフダンS80(EUR/JPY)

今後、設定の追加、変更した場合はこちらのページに追記します。